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京都トゥービーワイズメンズクラブ

'02.09.01 プロフェッショナル大いに語る「最近の結婚事情」

みなさんは地味婚という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか?
これは、できるだけお金をかけずに結婚式を挙げるということです。この傾向は10年程前から除々に見え始め、今では決して珍しいことではなく、結婚式の主流となってしまいました。今や昔のように、何百人もの方をホテルに招待して、派手な演出をし、何度も衣裳替えをするというような結婚式はほんとうに少なくなってしまいました。
では、このような変化の背景にはどのような理由があるのでしょうか?それは、バブル崩壊による経済不況、若者たちの結婚に対する意識変化、そして結婚適齢期の上昇などが挙げられます。不況のなかでできるだけお金を使わないでおこうという感覚は大きな理由のひとつではありますが、若者の結婚観の変化ということが一番大きな理由ではないかと思います。本来、結婚というものは、あくまでも二人のことではありますが、家と家の結びつきであり、それを多くの人にお披露目するのが結婚披露宴であると思います。しかし、現代の若者たちは、結婚というのはどこまでいっても二人だけのものであると考えている傾向が強いと思います。ですから、自然と結婚式も二人の思い通りに、しかも二人の個性をいかに表現するかということに主眼がおかれています。もちろん親の意見などはほとんど反映されないことがほとんどだと思います。結婚年齢の上昇ということにより、自分たちの考えもしっかりと持ち、自由になるお金もある程度持っているという状況のなかで、このような傾向が一層強まっていることも確かだと思います。
それでは、実際の結婚式は、どのように変化しているのでしょうか。まず会場については、以前はホテル・結婚式場がほとんどであったのに対し、現在はホテル・式場はもちろんのこと海外挙式・レストラン・テーマパーク・料亭など様々な所でいかに二人の個性を演出できるかということに主眼がおかれて行われるようになりました。また、挙式のスタイルについては、神殿での和式スタイルが圧倒的に多かったのに対し、今は教会での洋式スタイルが8割以上を占めているのではないかと思います。その他、仲人は立てない。披露宴(パーティー)は会費制。列席者は友達中心で親戚や両親の知り合いはあまり呼ばない。などの変化が起きてきています。
このような現状のなかで、ブライダル産業は非常に厳しい状況が続いています。結婚組数の減少、結婚費用の低下、結婚式の多様化、そして結婚感の変化など様々な要因が考えられますが、今後これらのことはもっと進んでいくものと思います。結婚は人生のなかでの一大イベントです。もっとお金を使って、盛大にしようというような雰囲気に世間がなればいいのになぁと思う今日この頃です。 国松義之

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