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京都トゥービーワイズメンズクラブ

'02.08.01 プロフェッショナル大いに語る「会計」

会計の世界は、相次ぐ企業破綻や粉飾決算、また会計基準の変更などで大きく揺れ動いています。
一方、あまり話題にはなりませんが、中小の会社の会計・経理の世界ではパソコンの普及以来、会計・経理の企業間格差が大きくなってきています。
中小の会社の会計・経理の企業間格差として、まず無駄がたくさんある会社とそうでない会社が見受けられるようになりました。
例えば、従業員は家族など数人という会社で、ある日、事務用品を買って領収書(またはレシート)を受取りました。そこで、1出金伝票に日付・金額・支払先・摘要などを記入し、また、2現金出納帳に同様の内容を記入しました。さらに、3パソコンの会計ソフトに同様の内容を入力しました。
12は経営者自身が現金の管理を行っていて、パソコンの会計ソフトに入力するのであれば、基本的に必要でない場合が多いと思います。
また、1または2を会社が行ない、3の部分を会計事務所などに依頼するというやり方(業界では記帳代行と呼ばれています)も未だに多くみられます。アメリカではパソコンが企業に一般に普及した10数年前から、このような事例は存在しないそうです。これは、手書きの文章をワープロで清書するといった意味合いの部分が多いからです。
上記のようなことは一例ですが、同様の無駄をしている中小の会社はたくさんあります。「一事が万事」と考えると、会計・経理以外にも無駄や改善できるところが一杯あるのではないかと思います。再考、再構築するべき時期にきているのではないのでしょうか。
また、企業間格差として、パソコン等の普及により、会計・経理を積極的に活用されている事例もみられるようになってきました。細かい・早いなどがキーワードですが、その企業にあった様々な形で経営者の欲しい情報が提供されています。具体的には詳細な原価計算や毎日決算などで、会計・経理の情報とその他の経営情報をからめて、意志決定手段として活用されています。
基本的には大企業で採用されていて話題になるのですが、その企業は中小企業のときから採用している、というところがミソでしょうか。 徳永栄治

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